最近よく見かける、「人気の資格」というワード。
資格を取るのは大切ですが、片っ端から取得するにはお金も時間もかかります。
しかも、自分の就いている職・就きたい職に役立たないと意味がありませんよね。 この記事では、多岐にわたる事務職の、それぞれに合った資格をご紹介します(^^♪
■マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフト社主催の、オフィスソフトの知識・操作スキルを評価するための試験資格です。
事務職=PCを使用してのお仕事となることが大半。
求人情報に「Word・Excelの基本操作ができる方」と記載してある求人は、おおよそこの資格の一般レベルを想定していると考えて問題ありません。
合格率は非公開ですが、一般レベル80%・上級レベル60%程度と言われています。
合格点も非公表ですが、1000点満点中550点~850点が目安となります。
筆者もExcelのMOS一般レベルを取得していますが、現在のお仕事の面接の際に、
「MOS持ってるってことは一般操作は問題ありませんね~」と言われました。
役立つというより、裏付けとしての資格として、所持していて損はありません。
デメリットを挙げるとすれば、受験料が高額ということでしょうか・・。
2024年3月時点で、一般レベルで¥10,780、上級レベルで\12,980の受験料です。
高額であるため、Word・Excelのどちらかを選択して受験するのであれば、Excelをおススメします。
Wordの基本操作は、履歴書をWordで作成して提出することでアピールする方法をとればよいでしょう。
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■簿記検定
日商簿記・全商簿記・全経簿記の3種あり、就職・転職・キャリア育成で取得される場合、日本商工会議所が主催している「日商簿記」を選べばよいでしょう。
日商簿記には、「原価計算初級・初級・3級・2級・1級」と幅がありますが、
履歴書の記載したいのであれば、3級以上の資格の取得をおススメします。
希望する職種が経理事務のような職種の場合、必要資格はおそらく2級以上となってくるでしょう。
3級では、簿記の基礎知識を学びます。
必要勉強時間は50~100時間と言われておりますが、「仕訳」を暗記してしまえば大抵の問題は解ける(逆に仕訳を理解していなければ一生解けない)ので、効率よく進めれば30時間程度で合格可能ではないかと思います。
筆者は週3~5時間程度の勉強と、スキマ時間の簿記問題アプリを1か月行い、ギリギリで合格しました(笑)
3級の合格点は、100点満点中70点です。
2級では、商業簿記と工業簿記を学びます。
必要勉強時間は100~200時間と言われており、筆者も勉強しましたが、途中であきらめました(笑)
企業で経理をするのであれば2級が必須となるのは、決算書の作成等の業務が必要な部署であるためです。
逆に、仕事で必要ないのであれば2級の取得は時間の無駄かな・・と個人的には思います。
経理と言っても、給与計算を行う経理員であれば簿記は必要なく、社会保険の知識が大きく求められます。
2級の合格点は、100点満点中70点です。商業簿記で60点・工業簿記で40点分の問題が出題されます。
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■秘書検定
「秘書」と名前はついていますが、一般常識や敬語の使い方・電話対応の仕方やビジネス文書の作成方法など、社会人としての知識が身につく資格です。
社会人が取得する資格というよりは、学生が社会人になる前に取得する資格という印象が強いです。
秘書という仕事に需要・供給があるかについてはさておき、社会人としてのスキルに問題がないことを裏付けるために、取得しておいて損はありません。
ただ、最低限のマナーや所作・敬語の使い方などは、面接でも判断できるため、事務職として働くことを希望するなら、少々インパクトに欠ける資格のような気がします。
階級は3級・2級・準1級・1級とあり、準1級からは面接が含まれるため、学生に人気があるのは2級です。
2級の勉強時間は30~80時間が目安と言われています。
合格点は非公開ですが、理論・実技それぞれの各分野に対して60%以上が目安となります。
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■宅地建物取引士
俗にいう「宅建」で、不動産取引における専門家となるための国家資格です。
かなり人気の資格で、例年20万人を超える方々が受験しています。
なぜここまで人気なのかというと、宅建を含む「士業」と呼ばれる職業には、「独占業務」というものが存在します。
その資格を所持していなければ、行うと法律違反になる業務があるのです。そういわれると、食うのに困らない感じがしますよね(笑)
合格率は13~18%ほどで、8割以上の方が落ちる難関資格となっています。
合格点は50点満点中35点前後で、年度により変動しますが、70%以上の正解が目安となります。
本当に人気の資格ですが、不動産業界でお仕事をしないのであれば、特に必要ない資格だと筆者は考えています。
何事も勉強して損はありませんが、宅建士は基本「雇われ」を前提にしている資格であるため、不動産業界で働く意思がない方が取得しても無意味かなと思います(個人的に)。
逆に、不動産業界の営業事務等であれば、所持することで給与アップにもつながると思いますので、取得をおススメします。
勉強時間は600時間程度が目安となっており、半年~1年の勉強が必要となります。
資格予備校に通う場合はもう少し勉強時間を短縮できるかもしれませんが、通学時間とお財布事情と相談が必要です。
筆者のおすすめは動画教材での資格取得勉強です。
スキマ時間で対応でき、どこにいても勉強したいときに勉強することができます。
(以前別の資格で「スタディング」というところにお世話になっておりました)
お財布にも優しく、通勤通学時間も勉強に充てることができ、効率がよいと考えています。
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※令和6年度試験は、郵送:7/1~7/16、インターネット:7/1~7/31の申し込み受付予定となっています。最新の情報にご注意ください。
いかがでしたか?
今回紹介した資格は人気の資格の一部にすぎませんが、資格を取得して損はありません。
資格を検索した際に、「〇〇検定 恥ずかしい」「〇〇検定 意味がない」などのキーワードが出てくることがあります。(というか出てくることがほとんどです。)
筆者は資格をいくつか取得していますが、取って意味のなかった資格は一つもありません。
学生時代に取得した「漢字検定2級」ですら、いまだに履歴書に肥やしとして記載しています。
現在の職場に至る際の面接で、上役の方から、「漢検2級持ってるの~?僕の娘落ちまくって取れなかったよ~!(笑)」と話が弾んだこともあります。
逆に、「こんな資格持っててもなあ~~(笑)」などと言ってくるような他人とは関わらないのが一番です。
あなたの努力を認めてくれるような人と、いい関係を築いていきましょう(^^)/
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