昔から、女性に人気の職種といえば「事務職」。
地域によっては倍率がグンと上がってしまい、未経験ではなかなか採用されないなんてことも・・・。
そんな方のために、倍率70倍の面接を勝ち抜いたこともある筆者が、勝ち抜く方法をレクチャーします!
■事務職に向いている人
そもそも自分に適正があるのか?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
一言で事務職と言っても、一般事務・経理事務・営業事務等、様々な働き方があります。
配属先によって求められるスキルも違いますが、
必ずと言っても必要なのはズバリ「マルチタスクスキル」です。
事務職といえばゆったりとしたデスクワークのイメージがあり、それが人気の理由の一つですよね。
実際には、
なんてこともザラにあります。
そこでテンパってしまう方には、なかなか厳しいかもしれません。
また、人と関わるのが苦手、という方にも、事務職はおススメできません。
場合によっては、来客対応やお茶出し、架電業務が発生するからです。
事務職に向いているのは、
マルチタスク能力があり、人とのコミュニケーションが苦ではないような方なんです。
■意外とたくさん!事務職の種類
一言で「事務職」と言っても、様々な種類があります。
筆者は現在30代・高卒で、経験企業は4社です。
4社すべてが事務職ですが、仕事の内容はそれぞれ特色がありましたので、少しだけご紹介します。
①一般事務
一般的な事務職で、一番スキルを求められない職種です。その分、マルチタスクになりがち。
企業によっては、受付嬢のような扱いで、制服着用のこともしばしば・・・。
未経験でも比較的採用されやすく、若い方が有利な傾向があります。
仕事内容は主に、来客の対応・電話の対応・お茶出し・事務所の軽い清掃など。
最低限の敬語さえ使えれば、仕事に支障がないことがほとんどです。
スキルが求められない反面、給料が安価な傾向です。
一般事務職で多くを求めてくるような企業は、ブラック企業であることも多いため、面接でそのように感じたら迷わず辞退することをおススメします。
②営業事務
完全オフィスワーク制と、営業アシスタントとして外回りの同行を含む2パターンが主流です。
前者はオフィスカジュアルな服装・後者はスーツスタイルを求められることが大半で、どちらかといえば後者の方が給与は高い傾向にあります。
一般事務よりもPCスキルを求められることが多くあり、Word・Excelのほかに、PowerPointも使用できれば、採用率がグンと上がります。
③資材事務
あまり聞きなれないかもしれませんが、メーカーの場合、自社の製品を作る際に資材(部品等)が必要になります。その部品を調達する仕事です。
部品を調達する際には、取引先との折衝が発生するため、対外コミュニケーション力が求められます。また、部品の調達で工場に行かなければならないことも多く、出張も多い印象です。
専門知識が必要なこと多く、未経験での採用は稀なイメージです。
④経理事務
理想的なオフィスワークが叶うのは、やはり経理事務職でしょうね。
外出はほぼ無し、一般事務の方が別部署にいれば受電の対応も少なく、自分の仕事に集中できます。
その分専門知識は必要ですが、未経験からでも採用してくれる企業もあります。
その際、簿記の資格は必ずと言っていいほど必要となるでしょう。
ちなみに筆者は経理事務の経験はありません。簿記3級は取得していますが、現場で活躍しようと思えば、簿記2級の取得が必要な場合がほとんどです。
簿記2級を所持していれば、未経験でも月給25万以上はカタいでしょう。
⑤配車事務
運送業者のトラックの配達ルートを決める事務職です。普段車を運転しないという方・配送地域の地理に疎いという方には厳しいでしょう。
また、トラックの運転手さんは結構クセのある方が多い印象です。(いい意味でも)
配車マンと運転手がモメてどちらかが辞める、なんてのは日常茶飯事のため、苦労します。
そのため配車マンは、運転手あがりの方がされているケースが多くあります。
長くなりましたが、一言で事務職と言っても、業種・部署により様々な特色があります。
ぜひ自分に合った職種を見つけてくださいね。
■採用への近道!倍率の壁を超えていけ!
狭き門である事務職求人ですが、ライバル達の中には、滑り止めで受けている方・面接の練習で受けている方などもいます。
倍率を考えて萎縮してしまいがちですが、本当にライバルになるのはせいぜい数人程度ですので、気負わず行きましょう。
・勝負は面接前から始まっている!印象に残る応募者であれ。
求人に応募し、第一関門は書類選考です。
この書類で、第一印象からいい印象を与えましょう。人事の方々も人間です。褒められて嫌な気持ちになる人なんていません。もしいるなら、その会社には入らない方がいいです。
ヨイショの仕方は様々ですが、私が行っていたのは、書類選考の志望動機の中に、「人事担当の〇〇様の対応が他社と比較しても大変すばらしく、是非とも入社したいという気持ちがさらに強まった」というような文言を一筆入れることです。
これだけで格段に書類選考の通過率が上がります。
また、不思議なことに、面接に落ちても違う部署での入職を提案されることも多いです。
最近では求人サイトでのやり取りも増加しています。応募書類の経歴だけを見て書類選考を判断する人事の方もいるので、メールでのやり取りが可能な場合は上記の文章をメールにも入れておきましょう。
・写真も大事!証明写真を撮るときに意識することは??
履歴書を手に取り、一番最初に目に入るのが証明写真と言っても言い過ぎではないでしょう。
証明写真を撮るときに絶対に意識してほしいことがあります。それは、
「眉頭を上げること」!
眉頭が下がっていると、かなり怖い顔の印象・暗い顔の印象になります。
眉頭をおでこにしわが出来すぎない程度に上げ、口角を不自然でない程度にニコっと上げると、とても優しい顔になります。
私はこの方法で証明写真を撮り、現在も社員証に使用していますが、同僚からは「すごい盛れてるね~」と言われます(笑)
・いよいよ面接!大切なのは「質問力」
事務職の面接は、かなりの人数に対して行われるため、人事担当もかなり疲弊しています。
面接で聞かれることに大差はありません。
大切にしていただきたいのは、「何かご質問ありますか?」の場面です。
ここで「ありません」は あり得ません。
必ず3つは質問をするようにしましょう。
筆者は面接の流れで質問を考えていましたが、あらかじめ用意しておくが可です。
斜め上の質問は記憶に残りやすく、雑談に派生しやすいので、アクセントに入れてみるのをおススメします。
- 特徴のある会社名が印象的でした。社名の由来を教えてください。
- 個性的な企業ロゴですが、どのような経緯でできたのでしょうか。
- 〇〇駅から徒歩〇分の立地ですが、社員の皆さんはどのあたりから通われていることが多いですか?
- 上司になる方を動物で例えるとしたらどんな動物でしょうか?
ちょっとふざけた質問もありますが、面接の流れが和やかであれば、印象に残る質問を一つぶつけてみてください。
〇〇を〇〇に例えるなら?という質問は汎用的でおススメです。
当たり前ですが、月の残業時間は平均どのくらいですか?等、気になっていることも聞いておきましょう。
最後に
面接官も人間です。必要以上に臆せず、同じ人間として対話をしましょう。
また、面接という場は、「あなたが会社を面接する場」でもあります。
人手不足の昨今、企業は人材確保に悪戦苦闘しています。労働者として不利益を被らないために、必要以上に下手に出ず、堂々と面接に臨んでくださいね。
コメント